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読んだ本とか見たアニメとかの感想とか色々気の向くままに書いてます。 管理人のブレーキは錆びてて利きにくいです、よって異常なことを口走ること多し。 注意されたし。
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女性
誕生日:
1989/04/16
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読書、PC
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11 2007 / 02
覗き小平次 著:京極夏彦

京極さんの嗤う伊右衛門と同じシリーズの覗き小平次。
原作は山東京伝の『復讐奇談安積沼(ふくしゅうきだんあさかのぬま)』らしい。
残念ながら原作をさっぱり知らないのでネットで検索して少しだけ把握してきました。今。
やっぱり私は京極さんの書く時代物の女の人が好き。
お塚さんいいよお塚さん。
奇妙に絡まりあいながら縺れる縁。
書き方が巧いと、思う。
小平次が人と喋らない理由とか。
ね。
まぁ話は全体的にめちゃめちゃ暗いけど。
終るまで暗いけど。
でも、面白かった。
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02 2007 / 02
邪魅の雫 著:京極夏彦

謎がクライマックスに向かって膨れ上がっていって最後に京極堂によって一つにまとめられる手際はやっぱり快感w
読み終わった後の余韻が好き。
特に推理小説の苦手な私には処理不可能になった謎が洗いざらい京極堂によって落とされるのはとても良い。
警察がいっぱい出てきて半数以上は私に存在を忘れられてた。
凄く久し振りに関口君がしっかり動いててちょっとびっくり。
で、だんだん京極堂が推理小説の探偵化してきてる気がする…でてきたら解決するから最後まででて来れない。
むぅ…なんだかなぁ
あと、妖怪の講釈ももっとしてほしい。
京極堂の薀蓄が少ないと京極作品を読んでて物足りない気がする私はもうすでに京極ジャンキー。
薀蓄減ったヨ薀蓄減ったヨ
一番最後のところの薀蓄は読んでて面白かったけど…。
足りないお。
宴で逃げたあの二人がまた出てくるのはいつになるのだろうか。
京極堂VSあの二人ってなっていくと話は面白くなくなると思われる。
因みに私は宴は流石にギブアップしそうになった。
あまりにも登場人物が多すぎて消化しきれないんだよぅ。

相変わらず筆の早い京極さんですが。
次回作は『鵺の碑(ぬえのいしぶみ)』
トラツグミ…じゃぁなくてもちろんあの、猿の顔、狸の体で手足はトラで尻尾はヘビのあの鵺たんですな。
鵺たんはもともと鵺(トラツグミ)の声で鳴くなんかって言われてたけどそれが転じて鵺=妖怪の名前になったんだよね。
源 頼政たんに退治された鵺たん…
鵺たんかぁいいよ鵺たん。
次回作も期待してます。

ああ、あと自分の作品の読者が殆ど犯罪者の関口君も応援してます。
16 2007 / 01
箱男 著:安部公房

図書館に行くときに、面白そうな本をメモしておいたメモを見たら『箱男』とかいてあったのでどこで見たのかは忘れたけど借りてみた。

うん、面白い。
全体的な雰囲気が凄く好き。
観察する者が観察される者になり、観察される者が観察するものになる。
後半に行くにつれてのぐるぐると目まぐるしく場面が変わる感じが、うっかり置いていかれそうになるけどw
一度読み終わって、あとがきの変わりに書いてある知らない人の「解説」を読んでからもう一度読み直してようやく飲み込める。
だけど完全には飲みきれない感じがなんとも…。
雰囲気がすごい独特。
あー…これは真似できない世界観だな、っていう。
独特。
これは新しいお気に入りリストに追加。
他の作品も読んで見ようと思います。
終戦のローレライ 著:福井春敏

終戦のローレライ、図書館で借りてやっと読み終わりました。
福井春敏さんの本はこれ以外では∀ガンダムの『月に繭 地には果実』をよんだことがあります。
感想。
いやー…個人的には映画より面白い。
私はハードカバー読んだんですけどね、下巻は泣ける。
特に最後の方はやばかったです。
ティッシュ片手に読んでました。
福井さんらしく内面がたくさん書いてあるからよかったでつ。
でも、残念だったのが映画で感動したシーンがあんまり強くかかれてなかったこと。
いや、毒ガス(映画ではガスじゃなかったけど)の充満するところに入っていって修理するって言うのはそれなりにかかれてたけど、映画のほうが良かった気がする。
でも映画版で清永が死んじゃったシーンは一応本編にも似たのがあったけどそれほど……って感じだったのが少し残念。
しかし何でフリッツが映画に出てこなかったんだろう。
滅茶苦茶好きなのにフリッツ。
かっこよすぎ。
あ、もう1つ残念なこと。
浅倉大佐が映画では最後まで結構しっかりしてたのに小説版では最終的に泥舟とか言われる始末。
かわいそうに。
なんか小説版のほうが脆い気がした。
でもそんな浅倉さんも大好きなんだぁぁ!
映画版では自決したけど小説版では殺されたし、死神呼ばわりされてるし。
それでもすきなのサ。美人だしv
いやー面白かった。
ぜひとも一度手にとって見てくださいな
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