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読んだ本とか見たアニメとかの感想とか色々気の向くままに書いてます。 管理人のブレーキは錆びてて利きにくいです、よって異常なことを口走ること多し。 注意されたし。
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06 2007 / 10
田紳有楽/空気頭 著:藤枝静男

奇書第三段。
これは…感想書きづらいなぁ。
決して面白くないというわけではない。
いや、面白い。
面白いがなんと感想を書けばいいのやら…。
とりあえず本の紹介から。
田紳有楽と空気頭という二つの受賞した短編が入った一冊です。
そうそう、この作者の藤枝さんは千葉大医学部卒業の眼科医さんだって。
すげええ…。
この人の書くジャンルは私小説。
って、ことは自分のことをかいてはいるんだろうなぁとは思う。
だが田紳有楽は、如何物のグイ飲みが動いて喋ったりするんだからもう。
読み終えたときは、息をゆっくり吸って…吐いて…。お…おぉ…。
ってな感じに陥っていました。
頭の奥がむずむずするようななんかこう、ことばに表せないかんじが…。
素直な印象としては。
自由だな
っていう。
私小説って書いてあったからそうなんだ、と思って読み始めたら虚を衝かれました。

空気頭は、これは田紳有楽よりは私小説としての体をなしてるとおもわれる。
まぁ虚実織り交ぜてありますがね。
結核の妻と共にいる「私」の話。
ただ、途中から文体が変わって戸惑う。
さらに、目の下から管を入れて頭の中に空気を入れたりだとか、性的不能を治そうと人糞で作った漢方を飲んだりだとか。
もうこの辺で頭の中は「私小説でいいの?これ。」って言う思いでいっぱいです。
ただ、これが単純にリアリズムじゃないというわけではなく、これもある意味作者の一面を書いてるんだと思えたり。

別に国語のテストじゃあないんだから、間違ってても問題ないよね。
私の感じ方の問題だしね。
と、まぁいつも通り弱腰になりながら〆です。
これを読み終わって思ったこと。
こういう奇書をいっぱい読んだら脳みそがかき回されて気持ちよさそうだね。
奇書って認識されてる本は普通の本より脳みそをかき回してくれる感じがたまらないね。
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